2024年11月14日
「山歩き人生の終活もそろそろ終わりか 筑波山」


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いつでも山歩きが出来るように(チャンスさえあればキリマンジャロにも登れるように)毎日最低限のトレーニングはしている。
孫に会いに時々千葉県へ出かけるのだが、車窓から筑波山が見える。
登った事は記録があるので確かだが、学生時代のことで殆んど記憶がない。
あるのは土浦から1両のディーゼルカーに乗って筑波山の麓で降り、歩いて登山口まで歩いたことだ。
その鉄道が廃止されてからも随分立つが、今回の筑波山行きの際、バスから廃線跡が確認できた。
当時、「日本百名山」なんて意識していなかったから、休日に天気がいいのでふらっと出かけたのだろう。
今思えば廃止の気配を感じて関東鉄道筑波線は完乗しておくべきだった。
当時はまだつくばエキスプレスは開業していなかったから、土浦経由は一般的なルートだったと思う。
今回土浦ルートを調べたが土浦は筑波山への直通バスの便が無かった。
前回、歩いて登ったかケーブルカーを使ったか記憶が無いが、ケーブルカーに乗った記録があるから、
登りか下りのどちらかで利用したはずだ。今回は登りも下りも歩いた。

コースの記録
11月14日(木)
この日は埼玉県民の日で県内の私鉄が割安のフリー切符を販売するので、この日を当てにしていた。
いつも通り5時に起きてカーテンを開けると天気は秋晴れ、絶好の登山日和なので、いざ出陣。
家を6時に出た。6:20発の東上線の電車に乗る。和光市で地下鉄に乗り換え池袋でも乗換えて御茶ノ水で下車。
新御茶ノ水から地下鉄に乗って北千住でつくばエクスプレスに乗り換える。つくばで9:30発のバスに乗り10:15着
トイレを済ませ9:20登山開始、筑波山神社の横のケーブルカー駅を横目にほぼ線路に沿った道を登る。

ケーブルカーの上り下りの交換場所は5合目と言う事になる。紅葉の時期だからか平日だが乗車率は良いようだ。
11:45に男体山と女体山の鞍部の平地に出た。ケーブルカーの山頂駅があるので賑わっていた。
12:00男体山頂上に到着。12時丁度は狙ったわけではなく偶然である。

10分ほど休憩して女体山頂上へ向かう。
前方が女体山頂上
女体山頂上は大きな岩があって人気があるらしく込んでいた。私は通過する。
頭上をロープウエイが行き交うのを見ながら下山し、筑波山神社に13:35着。休憩してバス停に向かう。
筑波山神社
14:10発のバスに乗り、つくばエキスプレスに乗って北千住を経由して帰宅した。18:15帰還。
東上線は県民の日切符、地下鉄は1日券を買ったので最も安価なコースだったが交通費は5千円弱。
食料は飲み物も含めて持参したので交通費以外は使っていない。下山後にビールでもと思ってつまみも持参しておいたが
登山口周辺のお店は350cc缶が400円なので飲む気がしなかった。帰宅して3本飲んだ。
後で気付いたのだが、北朝霞〜守谷間をJRにすれば45分程早く着くし、運賃も100円程しか違わない。
今度行く時はそっちのコースでと思ったが、もう行かないかも知れない。
学校遠足の季節なのか小学生の団体と何度かすれ違った。100人ちかい子供が面白がって次々に挨拶してくる。
山のマナーとして指導されてきたのだろうが息を切らしているこっちは返事が大変だ。
先頭と最後尾だけが挨拶するルールは先生は御存じなかったのだろう。
頑張って返事をしたが、何人かおきに間引きしながら返事をすることになり、無視されたと思った子もいただろう。
3時間半の歩きで脚は疲れきってしまった。ザックは無いに等しいほど軽いというのに。
日帰り登山はきつくなった。山歩きもそろそろ引退か。
ヨーロッパアルプスやアメリカロッキー山脈に少し登ったことがあるが登山は日帰りが原則で、
日本のように頂上の傍や稜線上に宿泊のための山小屋が建てられている事はほぼ無い。
私は日本の北アルプスや八ヶ岳で、稜線上の小屋に宿泊しながら縦走する楽しみを知ったので、
稜線上や森林限界を超えた高い位置にある山小屋に宿泊することに若い頃は抵抗が無かった。
自然保護や景観保護を優先する欧米の登山者は日帰り登山に拘りがあるようだ。
私も50歳を過ぎた頃から山小屋に頼らない日帰り登山に拘るようになってきた。
日帰り登山が出来なくなったら山歩きは引退しなければならないとさえ思っている。
ずるい考えかも知れないが岳沢や横尾、室堂、八ヶ岳の赤岳鉱泉のような位置の小屋はOKだと思っている。

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