63歳で再び始めたフルート
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20台の頃、大学時代に一人で練習していたフルートだが、
友人が顧問を引き受けていた高校吹奏楽部でフルートが不足していると言うので気前良く貸した。
その後、そのフルートは私の元に帰る事は無く、私も興味を失っていた。
それから20年ほど経ち、なぜか私が吹奏楽を楽しむ生徒達の顧問を引き受けることになった。
楽器不足を何とかしようと少ない予算で中古楽器を購入したり廃校になった高校の備品を譲り受けたり
苦労したが、唯一私のポケットマネーで購入して生徒に貸していたのが件のフルートで
その学校を定年退職するとき寄付しないで持ち帰ったのである。なぜなら私が吹きたかったから。
年齢と共に管楽器の演奏は困難になる。特にフルートはチューバと同じ程度の肺活量を必要とする。
指の運動神経も衰えているのに加え、指の動きが能と連動しにくくなっている。
そんな訳で、フルートの練習は、殆んど老化防止とボケ防止のためである。
しかしながら、弦楽器と違って音程はほぼ正確であるから絶対音感が無いのはハンディーにならない。
疲れるので一日の練習時間は1時間が限界だが、案外練習は気分良く楽しい。
私の練習曲(レパートリー):取り組んだ順番に列挙すると
■シューヴェルト「アヴェ・マリア」
■ラフマニノフ「ボカリーズ」
■バッハ「G線上のアリア」
■ビゼー「アルルの女第2番メヌエット」
■フォーレ「パブーヌ」
■コレッり「ラ・フォーリア」
■マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
別に、楽器のブランドに拘りはなく、たまたまYAMAHA。
機械としての美しさがいい。
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