ユースホステルについて

沖縄行きの飛行機の中で石垣島へ行こうと決めて、そのまま乗り継いだ。
与那国島へ行こうと決めたのは石垣島のYHにいる時だった。
その日そのYHで出会った人達と4人で。
誰かが電話で飛行機の予約をした。YS11。1日2便。日本の西の果てへ。
1988夏

1978年の1月から6月までの間働いていた白樺湖YH

白樺湖YHは、ほぼ創立当時のままの姿で、現在も存続している
と聞いています。1978年6月までは茅野市の市営でした。
赤字続きで茅野市の負担となり民間団体に移管されました。
右端に私


旅している途中で、幾度と無くユースホステルを利用しましたが、
すばらしいYHもたくさんありました。その幾つかを紹介していきます。
時代とともに旅の形は変わりますが、旅の本質は変わらないと思います。
若者たちのために、YHは永遠に存在し続けてほしいと思います。


瀬戸内海に浮かぶ真鍋島のYH。海を見ながら体操、そして朝食。
 

お勧めYH
知床半島の大自然の中:岩尾別YH
美しい最北の街:稚内YH
八ヶ岳山麓の高原:清里YH
高原の蓼科牧場:蓼科白樺高原YH
高原の白樺湖:白樺湖YH
元農家の古い建物:木曽旅情庵YH
瀬戸内海の真鍋島:真鍋島三虎YH
白壁の倉敷:倉敷YH
海の宇和島:宇和島YH
船で丸一日かかります:小笠原YH
石垣島の素朴なYH:YH八洲旅館



アメリカ合衆国・ロッキーエステスパークのYH



ニュージーランド・インバーカーゴのYH



ニュージーランド・テアナウのYH


とそのキッチン



アメリカ合衆国、ドイツ、ニュージーランドのYHは
例外なく食事は自炊で、そのための設備は完備されています。
キッチンは、料理を楽しみながらの社交場になります。
東洋人は料理が凝っていて、しかも上手なので注目を集めます。
世界各国の料理がテーブルに並び、その日の体験談で盛り上がります。

若い頃の一人旅は、
出会い、道ずれ、別れの繰り返しでした。
 

 

 

一人で旅立つとき、いつも
止めようかと迷いながら列車に乗りました。
長いこと急行列車に揺られました。そして船に乗ります。
バスに乗ったり、ヒッチハイクしたり、
そして歩いて、やっとその日の宿にたどり着きます。
泊るのは殆どユースホステル(YH)でした。
ドアを開けると、「お帰りなさい!」と言ってくれました。

安いからというのは言い訳で、本当は、
誰かとの出会いを期待していたのです。


 
左は小笠原YHの別れのセレモニー、右は利尻島の港で船を見送るYHのスタッフたち。




1979年、23歳、宇和島YHのペアレントに言われたことがる。
「君ふらふらしてないで大学に行け。そして高校の教師になれ。」と。
当時は、私のように貧乏旅行をしている若者は珍しくなかった。
元高校校長のそのペアレントは、私の様な若者に同じ事を言っていたに違いない。

大学にはもう一度行きたいと思っていたが、教師に向いているとは思わなかった。
その何日か後、瀬戸内海の真鍋島の海岸で野宿した翌朝、
三虎YHのペアレントに起こされて言われたのだ。
「ルンペンみたいな旅をしていないで何でもいいから働け。」
その日は、そのYHに泊めていただいて、翌日は旅を終えた。

その後大学に入り、4年の時の教育実習中に教員になることを決心した。





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