2021年6月
ヤフオクで購入したCDプレーヤー<SONY CDP-XA30ES>の修理


  戻る


完動品のCDプレーヤーをネットオークションで入手し使っていたが半年足らずでトレーが開閉しなくなった。
1995年にSONYが発売した333ESシリーズの後継機で最後の機種である。
発売時の定価は65000円。LPレコードがCDに代わり全盛の頃のプレーヤーである。
しかし、1995年にインターネットが始まり家電メーカーはネット関連に移行しオーディオからの撤退を始める。
したがって、事実上この<XA30ES>が1980年代から続いたESシリーズの最後の機種になったのである。
オークションに出品された品は外部は綺麗だった。届いた実物も綺麗。順調に活躍していたが・・・・

まずはケース蓋を開け手術開始。故障原因を探るため分解を始める。


トレーは金属製のレールに乗って動くようになっているが、
レールを支えるプラスチック製の部品が割れて欠けていた。
製造から25年以上経つのでプラスチックの経年劣化、オークション輸送中に衝撃でヒビが入ったか。
欠けた部分がなかなか見つからず結局、メカを全てケースから取り外す羽目に。
やっと欠けた片が見つかる。


欠けた部分をプラモデル用のセメダインで接着することに。


セメダインの乾くのをじっと待つ。


念のため他に不具合が無いか丁寧に調べるが問題無さそうなので、
セメダインが乾いたところで元通りに組み立てに掛かる。


分解時に外したコネクタを繋ぐ。これが意外と神経を使う。コネクタはデリケートであり、
繋ぎ忘れがあってはいけない。


トレーメカの上部のメカコントロール基盤を固定し元通りに完了。
電源入れて開閉ボタンを押すとちゃんと動いて開閉した。無事修理成功。


ケース蓋を元通りに取り付けて手術終了。


戻る