2021年4月
ヤフオクで購入のチューナー<SONY ST-S333ESA>の修理


  戻る


未整備品のチューナーをネットオークションで入手した。
1991年にSONYが発売した333ESシリーズで中級機に入る。
発売時の定価は55000円。チューナーとしては決して安くは無い。
オークションに出品された品は外部は綺麗だった。届いた実物も綺麗。
出品に付けられた説明には「問題なく受信しています」とあったが・・・
中古品業者の出品だったので簡単な検査だけの結果だろう・・・とは承知していた。
はたして、受信には、問題があった。
ステレオ受信できない。受信信号が弱い。
弱いが聴くのには何ら問題ない。NHKも東京FMも綺麗に入る。ただしモノラルが不満。
5000円くらいで落札出来たら・・・と思っていたが魔が指して1万円くらいまで粘ってしまった。
なので自分で整備して「完動品」にしなければ成らない。
受信強度を示すインジケーターが1〜2割程度であることを示している。


原因は周波数の適合点がずれているからだと思われる。
最近のチューナーはチューニングにバリコンを使わないのでこの種の問題が起きる。
修理は簡単だ。基盤についているコイルのねじを回して調節するだけなのでさっそく取り掛かる。
使うのは小さなねじ回しだけ。


まずはケースを開けて長年の埃を掃除する。


基盤にはセクションごとに表示があって有り難い。IFのコーナーに問題がある。

なんとコイルのねじを回しても受信強度が変化しない。どうやらねじがバカになっている。
前の利用者がいじって壊した可能性もある。もはや部品の交換しかない。
開腹したが手におえないので一旦手術を中止する感じ。部品交換は改めてと言う事に。

修理を中途で一旦中止した例となりました。

戻る