2022年11月
ヤフオクで購入の真空管ラジオ National DH-730の修理
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たかがAMラジオでここまで大きな筐体(幅70cm)を作ってしまった時代に敬意を抱きます。
オークションで3000円で落札しました。サイズが大きいだけに送料も2000円を超えました。
私の修理方針はオリジナルの保存ですが筐体は傷だらけでしたので塗装し直そうと思います。
前所有者は喫煙者だったようでパネルはヤニで変色しています。分解して洗浄します。
筐体の内部空間は大型スピーカーで大部分が占められ、ラジオ本体は片隅に縦置きされています。
電力増幅部にはアンプ用の真空管が使われており、まさにオーディオスピーカーにラジオが内蔵された感じです。
中も埃が積もっており、タバコのヤニでベトベトなので筐体内部もニスで塗装します。
シャーシには長年の埃の塊が付着しており、パーツもベトベトしているのでアルコールを使って清掃します。
筐体をとりあえず分解しました。
裏蓋に付着した埃は掃除機で吸い取るだけで元の色が甦ってきました。
清掃前のエンブレムとパネルです。
清掃後のエンブレムとパネルです。
ペーパーコンデンサと電解コンデンサは全て交換しました。
バリコン糸も交換しました。バリコン糸は業者さんに少し分けて頂き取り寄せました。
整備後の内部です。再度、手を入れるかもしれないので、それに備えてコネクターを増設しました。
整備後の外観です。
整備の費用はパーツ代が約千円、他に塗料代が少々でした。
ラジオの整備はまだまだ続けたいのですが、置き場所が無いのでこれを最後にしようと思います。
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