2023年1月
自作コイルで部品取り真空管ラジオの再生


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ケースが無いシャーシ剥き出しのAM真空管ラジオを2年前にヤフオクで購入した。
その時は点灯する真空管を鑑賞しつつラジオを楽しむつもりで購入したのだが、
購入後半年ほどしてハウリングを起こすようになったので物置にしまってしまった。
一昨年の11月から自分で真空管ラジオを修理するのが趣味に加わって昨年暮れまで15台ほど修理した。
其の際、経年劣化で交換を要する部品をそのケース無しラジオから調達したので、
音量とトーンに使われていたSW付きVR2個と真空管1本と同調用コイルが抜き取られてしまったそのケース無しラジオは役目を終えた状態だったが、
再生させることにした。VRは秋葉原で新品を購入した。真空管は単品をネットオークションで見つけて300円で落札した。
問題はコイルであるが新品はかなり高価である。中古品も見つからず、仕方ないので自作する事にした。
プラスチックの筒は台所からくすねて来たアルミホイルの心で代用した。

筒の直径は33mmなので見当で1次側は95回巻いた。2次側は20回巻いた。

装着して組み立て完成。中間周波数が455Hzに近づけられたか不安だったがうまくいった。
シャーシだけだと持ち運びに不便なので百均で木材を購入し台を作り、電源SWや出力トランスや外部入力端子は台に固定した。

周波数の低い方からNHK第一、第二、米軍放送、TBS、文化放送、ニッポン放送がクリアに受信できた。

外部入力にトリオのチューナを接続してFMも楽しめるようにした。


これでもう整備する物が無くなった。また気が向いたら、治療を待つ可愛そうなラジオを引き取ろうと思う。

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